[コメント] ホームドラマ(1998/仏)
登場人物の変態さとブラック・ユーモアが笑えた。趣旨は面白いから、もう少し後半の見せ方を工夫すればもっと良くなったと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
家族への小さな変化がもたらす影響を、極端で皮肉に描いた姿勢は笑える。ゲイ、SM、近親相姦と極端な変態ぶりがブラックな笑いを誘う。登場人物で普通な人はいない。どの人も相当な変態です。でも、後半少し息切れを感じた。巨大ネズミ登場のオチは趣旨が分からなくもないが、直前に「ネズミが問題」という発言やネズミを食べたりと、伏線が目に見えすぎてしまい、大胆とはいえ想像もできた。しかも、出てきたネズミとの格闘がスプラッタ映画っぽくて少し違和感があった。でも、映画自体の主題は理解できたし、それを過激な手段で表現しようとしたフランソワ・オゾンを見ると、フランス映画界の問題児とビデオのラベルに表記してあるのも納得できる。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。