[コメント] この森で、天使はバスを降りた(1996/米)
パーシは言うだろう、きっと言うだろう。「私を、天使と呼ばないで」と。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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少女自身にとっての人生とは何だったの? 男を失いたくないための母親の黙認の前にさらされた、いたいけない少女の半生は悲惨なものだった。親を選ぶことのできない、ひどい親の元に産まれてしまった子供のやりきれない悲しい物語。 見えない森の精の様なものに、失った子どもと同じ名を付け、子供の名を呼ぶ声が森を抜けていく。そのときが彼女の一番いやされた、時なのだろう。 天使と呼ばれて、美化されたくないという、パーシの声を感じる。 彼女はきっと言うだろう。「私を、天使と呼ばないで」と。
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