[コメント] ベティ・ブルー/愛と激情の日々(1986/仏)
ベティをめぐる勘違いの物語。
これを恋ゆえの情熱、って言うのは、もしかして美しき誤解ってやつでないかい?だってベティがおかしくなっちゃうきっかけって、彼が作家として成功するしないをめぐってなんだよ?これって恋人の発想というより、糟糠の妻的発想じゃない?
ベティの場合、たまたまきっかけがゾルグだっただけ、という気がする。で、「そうゆう人の物語」を「恋する女性の物語」だと、みんなで大いなる勘違いをしてきたんじゃないかい?
私の友達にもいた。恋の激情にしょっちゅう巻き込まれて、周り中を大変な目に合わせる女の子。(切ったりはったりわめいたり死にそうになったり・・・。)でも、いつも相手は、それに値するような人には見えなかった。・・・で、彼女はいま宗教にはまって外国に住んでいる。その宗教は、恋だの愛だのおかまいなしに結婚させられる、例のアレです。彼女の人生が幸せであることを祈っているけど、今考えると、あの「恋愛」事件の数々はやはり、恋が原因だったとは思えない。
映画自体は決してキライではない、キライにはなれない映画だが、このヒロインをめぐる勘違いは、好きになれない。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。