[コメント] エビータ(1996/米)
軽快且つパワー溢れる前半と、エビータと共に失速していく後半。全体的に1シーンがそれぞれ長すぎるのが難だが、楽しげに演じるアントニオ・バンデラスには好印象だ。★3.5
軽快且つパワー溢れる前半と、エビータと共に失速していく後半。全体的に1シーンがそれぞれ長すぎるのが難だが、楽しげに演じるアントニオ・バンデラスには好印象だ。
作風がミュージカル仕立てなので2時間半もの間ひたすら歌い続ける作品なのだが、セリフ(歌詞)回しが所々で面白く、それでいて軽快なのでミュージカル作品を初めて観る人でも楽しめる仕上がりとなっている。
だが、この手の作品はセリフが引切り無しに続くのであまり長いと観てる側に疲れを生じさせてしまう節がある。そういう面では、この映画は全体的に長過ぎる感がある。もう少し短く修められていればラストまでモチベーションも保てなくはなかったのだが。
演技に関しては、やはりマドンナの熱演には拍手を送りたいがそれよりもアントニオ・バンデラスの語り役的な位置付けの配役を楽しげに演じているのに好感が持てる。他にもジョナサン・プライスの配役が大物だった事が嬉しい。まだまだプライスも健在のようだ。
ミュージカル作品としては、なかなかの出来だとは思うが欲を言えば"エバ・ペロン"が何故"エビータ"と呼ばれるのかという注釈なるものが欲しかったところ。
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