[コメント] シベリア超特急(1996/日)
1点としか言いようがないはずなのに嫌いとは言いきれない。採点不能。
どうして? が頻繁に起きる。水野晴郎の頭の中では一貫性があるんだろうけど、他人である私には飛びすぎててわかんない。戦争は良くないってことをすっごく言いたかったんだなあというのは良くわかった。というか、それを「感じさせる」んじゃなくて、「わからないやつにもわからせちゃう」っていうか、「これがテーマなのだ」的ラストがすごい。
ただしその“壮大な”テーマとちゃちい画面構成の落差がのけぞるほど大きくて、いったいこれは笑いながらみていいものかどうか、とまどう(テーマがテーマだからさ)。
映画館ではどうみられたのだろうか??? 非常に気になる。ビデオ借りてきて、ウワー、どうしよう、どうしたらいいの! とわいわい言いながらみるのはかなり楽しいと思う。
--------------
(02.01.13)追記
劇場で、ディレクターズカット・アメリカ版をみた。プロローグと2度のどんでん返し(?)が加わっている。最初のどんでん返しで「なるほど、なかなかやるじゃん」と思い、これでやっと普通の映画をみたときのように評価できるよ…と思ったのに続いて起きたどんでん返しの貧乏くささに一気に萎えてしまい、やっぱりこの映画は評価不能だ、と思った。最初のところでやめておけば、かなり評価高かったのに(多分)。
それでも、どんでん返しもない一番最初に発売されたビデオのバージョンよりいいかもしれない。慣れただけかもしれないけど、ビデオでみるのと映画館でみるのの違いなのか、妙な魅力を感じてしまった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。