[コメント] 楢山節考(1983/日)
姥捨てのエピソード以外にも、よく考えりゃ凄い話を一見静かに、しかし今村昌平らしくコッテリと粘っこい演出で面白くしてるし、虫や小動物のグロテスクな生態の描写も作品にマッチしてて、今村の過去の作品『にっぽん昆虫記』の進化系とも取れる。
当たり前のように上手い緒形拳は逆に影が薄く、坂本スミ子の力演は神々しさすら感じさせる。
あき竹城も好演。
でも、やっぱり左とん平と清川虹子のラブシーンが一番強烈だし、当時70歳代で、ヌードを疲労した清川虹子の女優魂には、鬼気迫る物を感じる。
ちなみに倍賞美津子はともかく、嬉しいんだか、嬉しくないんだか分からないヌードのオンパレード。
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