[コメント] 13日の金曜日 PART2(1981/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
1作目のネタバレあり↓
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続編考察は難しい。
1作目の背景を完璧に受け継ぐということほど無理難題は無いのだが、やはり映画は興行収入が全てなわけでビジネスの為に投資者は出資し、作品は製作される。例え非難の嵐だとしても見込んだ興行収入が得られたら「映画的」には成功になる。また、ジェイソンの行方を知りたい者やキャラクターとしての魅力に取り付かれた者ならば続編ほど有り難いものは無い。あまりにもご都合主義だろうが、「こんな映画ファンもいるんだよ」ということ。
確かに無理して続編を製作する必要もなかろうが、この作品に関して言えば全否定するもんでもない。一応プロットは前作を踏まえているしジェイソン視点の苦難が初めて浮き彫りとなるのだから(勿論、それは前作では解らず)。母性愛に満ち、母親をアリスに殺されたことから復讐を目論む。その達成後、次にはクリスタルレイクに足を踏み入れる邪魔者をとことん排除するという内容だ。多少無理があろうとも、微妙に理屈が通っているのではなかろうか(苦笑)。この時点で3・4へとシリーズ化される計画があったのか不明だが、“ここまではアリ”な2作目だった。
布袋もジェイソンへの固定概念が無い為か妙にリアル。殺しの演出こそ前作をかなり下回っているが、それまでの恐怖演出はなかなかのものだろう。「キッキッ、ハッハッ」のおなじみな効果音も生きている。音楽も好きだ。またお色気も増して、こればかりは逆にジェイソン映画への概念を植え付けられるという結果に(笑)。
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