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[コメント] 洪水の前(1954/仏)

たくさんの登場人物それぞれの究極の利己心が思い切り前面に押し出され、ぶつかり合う。「洪水」を目の前にすると人はこれほどまでに愚かでわがままになるものか、と見ていて本当につらかった。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







そして最後に痛みを受けるのは幸せへの願いに素直に行動した子供たちであって、無意識に彼らをそこへ追いやった大人たちはそんな自分にどれほど気付くことができたのだろう。

(評価:★4)

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