[コメント] 関東無宿(1963/日)
確か初めて見た清順の日活作品で「おお!清順美が炸裂してるよ!」と感動した。
で、ある日テレビか何かに監督が出ていて、『ツィゴイネルワイゼン』の雪上の足跡が赤くなる場面についてナンダカンダともっともらしい解釈を試みた人に対し
「あー、あれは雪が白くて足跡がよく見えないから、よく目立つように赤くしておいただけだよ。」
と返すのを見てうれしくなった。彼や彼の作品をもっと好きになった。
この映画の赤バックなども、(前に何かで読んだ)血の象徴うんぬん、じゃないんだろうな。
そしてそういうところがとてもステキで、これはグリーナウェイなどには絶対できない凄い感覚なのだと思っている。
少なくとも、そこに気持ち悪いインテリゲンチャ臭は無い。と感じる。
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