[コメント] 女の座(1962/日)
『東京物語』と比べるのは酷だろうか。(05・10・07)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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あまりにも酷似した内容(高峰秀子≒原節子)だと思った。葬式で人間の本性が現われるという話と前半の縁談を中心とした話が上手く噛みあっていない。「身内より他人の方が良い人間だった」というストーリーの焼き直しだと思う。成瀬巳喜男の演出も凡庸だ。成瀬作品には、登場人物が感情を剥き出しにする場面で「ザーッ」とか「ピカッ!ゴロゴロ」など「天候」に感情を表現させる手法を使う傾向が見られる。この作品でも草笛光子が高峰秀子にビンタを食らわす場面で風の音が「ヒュー」と鳴っていて成瀬の個性なのかも知れないが古めかしい。
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