[コメント] アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会(2012/米)
1・2作目から10年以上経ち、30代を迎えた登場人物たちの生活環境の変化ぶりに感慨深い思いをさせられる中で、久々に地元に戻ってきた主人公たちの姿を1作目と変わらずに軽快に描いている点は好感が持てる。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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『アメリカン・パイ』シリーズの完結編。今回は高校を卒業したジムたちの13年後の同窓会に参加する姿が描かれる。
1・2作目から10年以上経ち、30代を迎えた登場人物たちの生活環境の変化ぶりに感慨深い思いをさせられる中で、久々に地元に戻ってきた主人公たちの姿を1作目と変わらずに軽快に描いている点は好感が持てる。特にスティフラー役のショーン・ウィリアム・スコットの昔と変わらない悪ノリの演技ぶりは素晴らしかった。
ただ今回はキャストたちの同窓会的なポジションで映画を作っている印象で、ジムの結婚という転機でキャラクターの成長を感じさせ、ストーリー性のあった3作目と比べるとストーリー的には薄っぺらい。
もっと久々に再開した元恋人たちと現在の恋人との間の葛藤みたいなものがあっても良かったように思う。
最後も登場人物たちをフォローしている部分があるが、ヴィッキーだけ恋愛面に関しては蔑ろにされているのもちょっと残念だった。
とはいえ、1・2作目の主要キャストだけでなく、脇役のキャストもしっかり出したり、メインでの扱いではないものの1・2作に出ていたジェシカとナディアも同窓会のシーンでしっかり顔を見せているので、『アメリカン・パイ』シリーズに思い出のある人なら結構楽しめる作品ではないかと思う。
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