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[コメント] 私が、生きる肌(2011/スペイン)

世界三大珍味監督の一人=アルモドバルの「闇鍋」。ぶっちゃけ、キ○ガイ映画。
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラース・フォン・トリアーキム・ギドクと並ぶ「世界三大“珍味”監督」と私が呼ぶペドロ・アルモドバル。 今年はこの3人の新作が公開されて幸せだ。 私も大人になって、珍味が好きになりました。もっとシャンパンと氷持って来い!(<何の話だ?)

「くさやの干物」を求めて映画館に足を運んだのですが、予告編で想像していたものを遥かに上回る代物を提示された印象。もはや珍味どころか「闇鍋」。何が出てくるのか予想がつかない。いやもう、面白いったら。

一歩間違えたらトンデモ映画になりかねないんですが、いやアルモドバルは元々その傾向があって三大珍味監督の中でも一番B級テイストが漂うんですが、そこは圧倒的な巧さでカバーしちゃう。これねえ、稚拙な監督だったらトンデモナイことになってますよ。なんだよ、トラ男って。

でも、この映画をあれこれ読み解いたり詮索したりする気が起きない。 なにせてんこ盛りなんすよ。だって闇鍋だもん。

強いて言えば、バンデラスを主人公だと思って観るから「闇鍋」なんであって、美人女優エレナ・アナヤ視点で切り取ったら『テキサス・チェーンソー』みたいなもんなんだよね。

余談

そういや映画館に男子高校生3人組がいたんだが、ダメだよ、健全な青少年がこんな映画観ちゃ。

(12.06.09 渋谷シネマライズにて鑑賞)

(評価:★4)

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