[コメント] オブザーブ・アンド・レポート(2009/米)
薄っぺらなプロットがセス・ローゲンを苦しめる。彼が妙な正義を振りかざす主人公を演じても、脇役が甘いし、浮いてしまうだけなのが非常に残念。純粋にダメ男が奮闘するコメディの域に留まるには本当に勿体無い素材の数々だと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
そりゃ未公開も仕方ない。どの要素をとってもどっちつかずな出来で、期待していただけに肩透かしを食らう。
対立する警察にレイ・リオッタを迎えたというのに、モールでの決闘が多少盛り上がったくらいで、最後までローゲンのおつまみ程度では話にならない。もっと強烈に対立してほしかったけど…。
ではロマンスは?というと、終始ヨゴレ役のアンナ・ファリス(ブランディ)と、コレット・ウルフ(ネル)とのエピソードは一応成立しているけど特筆すべき点もなく。長いことファリス好きをやっている身としては悲しいかな…。
つまりロニーがモールに君臨すべく奔走する話。一応、「一生懸命頑張っているダメ男」は描けていると思う。ただ、ネルと結ばれるならもっと感動的であってほしかった。うーん、やっぱり素材を生かし切れてないかなぁ。同僚の大犯罪にしても「それで終わりかよ!!」だし…
全体的にスコアは良かったですね。2点でもいいくらいだが、ローゲンのお下品なところはやっぱり好きだなぁと再確認してしまったので大甘の3点。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。