[コメント] ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009/英=米)
「エンタテインメント性」>「原作に忠実に」。
出色の部分もたくさんありますが(苦悩するマルフォイ、エキセントリックなベラトリックス、ホグワーツのデザイン)、原作から削除された重要な部分もたくさんあり、なんとも物足りなさが残る本作。
しかし皆様書かれていますけど、この作品の原作は忠実に映画化するとものすごく陰鬱になってしまうんですよね。謎の半純血のプリンス、忌むべきホークラックスという存在、痛々しいトム・リドルの過去、ダンブルドア先生の苦悩、特にスネイプ先生の過去の記憶なんて思い出すだけで胸が苦しくなります。
イエーツ監督は「原作に忠実に」より「エンタテインメント性」を取ったんだと思いますが、難しいところですね・・・。
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