[コメント] ビッグホワイト(2005/独=カナダ=ニュージーランド=米)
役者揃いの本作だが、真っ白な舞台での演技が際立って思いがけない効果を発揮する。「完全犯罪」を描くにはテーマに乏しいが、俳優の巧さと、起伏に富んだ展開がカバーする。残念なのは、それでもやっぱり雪に埋もれそうな作品である点か
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
私の目的の一つだったアリソン・ローマンを見られただけでも満足といえば満足ですが。
低予算で、しかも決して環境のよろしくない撮影状況の中でよくこれだけの俳優を集めたなぁというのが第一印象。で、これだけの役者が揃ってもIMDbのレビュー数は6000台と少なめ。アメリカでは小規模公開のようで。
当初、ホリー・ハンターの役はメグ・ライアンの予定だったとか。いや、これはホリー・ハンターで正解でしょう。たぶん。
犯罪が犯罪を呼ぶクライムムービーとしては完全に不出来。ブラックコメディの顔も併せ持つとはいえポールの手口は杜撰だし、ギャングの背景は全く見えてこない。もっとスリラ〜〜しても良かったのではないかと思う。
それでも駄作を見た気にならないのは、作品を支えるキャラクターが揃っていることと、前述の通り俳優達の巧さがあるからだ。近年のロビン・ウィリアムズが鼻につく人もいるんだろうが、私はキライじゃない。もっと純粋なドラマに出演しても良いと思うが、まぁ、ファンが求めているのは一筋縄ではいかないキャラクターなんだろうし。
オチ。ウディ・ハレルソン演じる弟は死ぬ必要があったのかどうか疑問。彼の掘り下げも甘かったため、どうもしっくりこない。妻は愛しても、家族として弟は愛さないのかってね。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。