[コメント] チョコレート・ファイター(2008/タイ)
プラマイ0よりちょっと下?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まずはアクション。 この監督となればやはり「トムヤムクン」「マッハ!」の主役であるトニー・ジャーと比べる事になる。 細い女性が主人公と言うこともあるが、トニーの持っていた鈍い音が伝わってくるような食らったら即死するような重みは無い。手数としては差が無いだけに、少し見劣りする印象がある。とはいえ、きっかりと止めを刺す演出周りはなかなかエゲツなくてやっぱりタイすげぇと言い切れる。
次にスタント。 製氷工場に生肉場と目まぐるしく変わるスタントの場は見ていて楽しい。 特に最終決戦の上下に展開されるアクションは場をうまく使っており、 地味に痛い演出が目白押しで楽しませてくれる。
ここまで諸手をあげての絶賛。しかしながらシナリオがひどい。 主人公の扱いや取り巻く環境に関してはあえて何も言うことは無い。 そんなことはどうでもいいほどシナリオがつまらないのだ。 正直なところ、撮影したいアクションが数種類あり、それらにあわせて 無理やりシナリオをでっち上げたようなもの。 旧作なら「盗まれた仏像を取り戻す」「盗まれた象を取り戻す」といった シンプル極まりないシナリオがアクションを盛り上げたのに、 アクションをぶつ切りに出されている感じでしかない。
まぁそれでも過去の映像や過去作品の人々など写るたびにニヤニヤしましたけどね。
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