[コメント] エレファントマン(1980/英=米)
リンチワールド。理屈ではない何かがそこにある。
デビッド・リンチの面白さ。それは理屈でもない強制的でもない、ドラマでもシナリオでもない、映画ということである。
彼は決してイデオロギーの強要をしないし、求めもしない。映画を見終えた我々に何も残そうとしない。
考えに考えて何を我々はこの映画から学ぶのか?いや学ぶことすら許されない。そんな映画ではないでしょうか。
醜悪で目をそむけたくなるようなものにスポットを当てることで、自分自身を究極の状態に追い込む姿は、今でいうと北野武と(幾ばくか)共通するものを見る。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。