[コメント] ヘルボーイ ゴールデン・アーミー(2008/米)
この監督は“判ってる”し、自分もそれが好きなんだろう。こだわりを感じます。満点
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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久々に映画を観て純粋に興奮しちゃいましたよ。
あの、私が一番最初に痺れたのは、ヘルボーイが登場するタイミング。
冒頭、彼の子供時代のおとぎ話から始まって、“早く見たい”と思わせる。 そんで、大人ヘルボーイが出るまで、ちょっと引張る。 この引張りかたがたまらん訳ですよ。 主役は、そう簡単に出てはいけません、ヒーローは遅れて出てくるモンなんです。 どうやれば、観ている側のワクワクを煽るか、この監督はよく判ってる。 いや、判ってる事が、こっちに判られてるのも如何なものと思うが、でも純粋に騙されたくなる。 キャラの造形や特殊メイクも素晴らしいが、何よりこういうところが、実は正統派の監督なんだなと思う。
で、勿論キャラの造形、世界観の作り方が素晴らしい。 言い尽くされているだろうが、CGだけでなく、きっちり作りこまれた特殊メイクの存在感は抜群。 前作より確実にこだわりが増してますね。
今回は敵が王子というのも良かったですね。設定が非常にオタクで、大喜びです(笑)。
個性派であり正統派のこの監督、ヘルボーイの続編だけでなく、今後の作品も楽しみ。 是非、己の道を突き進んで欲しいものです。
でも、何だかんだで最初のヘルボーイの登場の引っ張り方に尽きます。 あのタイミングが絶妙なんだって、マジで!
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