コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 最後の初恋(2008/米=豪)

悪しき映画化の見本。とってつけたようなエピソードの寄せ集めで、原作者ニコラス・スパークスの意図しただろうドラマとしての味わいはない。
ぐるぐる

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







それぞれのエピソード自体は悪くないのだけど、映画の2時間に無理矢理詰め込んだ感じで唐突な展開の連続、という印象。

夢を失いくたびれた中年女性のダイアン・レインが、リチャード・ギアとの出会いから自分自身を取り戻し、生き生きとして来る様子の演技はなかなか良かったし、スコット・グレンも短い出番ながら存在感があったのだけど。

ほとんど主人公2人だけが出ずっぱりの映画だが、それにしては「心境の変化」に連続性がなく、まるでコマ送りでダイジェストを見ているようだった。

ブロードウェイで活躍しているというジャニーン・テソリの音楽はハリウッド流の大仰なところがなく、抑制が利いていて好ましかった。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。