２作目が一番好きな自分は、３作目はちょっとストーリーに息切れを感じた。でも３作目も充分面白かった。それはヤングインディやコネリーパパの存在が大きかったと思う。おかげでインディのキャラクターの魅力が深まり、映画全体に新鮮さをもたらした。

今回も若い相棒、懐かしのヒロイン、オスカー受賞の悪役を脇に登場させることでインディの存在を引き立てて映画も盛り上げていくのかと思ったが、完全に脇役でしかなく結局インディが最後まで頑張ってしまった。そうなると老体に鞭打ってる感はしなかったのはさすがだが、やはり類似品が多く出回っている現在、新鮮味があまりないのはしょうがない。それどころか宇宙人登場という自分にとっての禁じ手を出されたような感じがする。もっと相棒（終盤息子とわかるが）が無茶をして、それをインディがたしなめながら、要所をビシッ！と締めていく展開を期待していた。

それでもやはりインディはインディ。一緒に見に行った連れもシリーズ初見ながら、評価気にした自分をよそに楽しんだみたいだったし、本家の底力も見たようだった。