多分、多くの方と同じように、ジュピーターさんの場面だけは泣けました。見知らぬ、電話だけで繋がっている青年に手紙と金を残して死んでいった老婆。その手紙の内容に号泣する青年。でもその涙ってどうなんでしょ。彼らが本当の親子だったら、老婆は金を残したでしょうか、青年は手紙を読んで泣いたでしょうか。結局、彼らは互いの事をよく知らないから、あんな風になれたんじゃないのかなぁって。事実、彼らは本当の家族とは決して上手くいっている状況じゃないし。

それと、悪い映画じゃないけれど、偶然が多すぎやしないかな。特に岡田准一と宮崎あおい。