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[コメント] ベオウルフ 呪われし勇者(2007/米)

何もかもが中途半端。CGの画質には力が入っているが、それは映画全体からすれば枝葉末節では?
Master

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一応原作があるようなので、それに沿わなければならないのは分かる。だが、あまりに話が平坦すぎて盛り上がりに欠ける。

これならグレンデルの母(アンジェリーナ・ジョリー)を「大ボス」にしてグレンデルなどの「中ボス」をいくつか出すような形にし、単純に怪物討伐の話にした方がよっぽど盛り上がるのではないだろうか。

これはあからさまな固定観念であることを自覚しながら言うが、ベオウルフ(レイ・ウィンストン)も誘惑されちゃまずいでしょうに。勇者気取るなら斬るなり殴るなりしなさいって。

あと、限りなく実写に近いCGと言うのが技術的に可能だと言うのはよく分かった。次はこれを効果的に生かすシチュエーションを考えてもらいたい。少なくとも今作はそれが出来ていない。

(評価:★2)

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