[コメント] ラブソングができるまで(2007/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
江國香織の「間宮兄弟」の中でこんなクダリがある。
(彼女の)素直で単純なところが気に入っている。甘いものと、甘い顔つきの映画俳優 − ヒュー・何とか − が好きだ、という類の単純さだ。それは女の子らしさだと思う。
大学生カップルの彼氏が彼女について考えている描写なのだが、あまりにも絶妙な描写で爆笑した。 ちょっとした映画好きの若い女の子と、映画なんかにあまり興味の無い男の子を「ヒュー・何とか」の一言で描写しきってしまう力量!
だから「ヒュー・何とか」の映画を観なければならない。そう思って2番館に足を運んだ。(どうしてだ?)
結果、見事に「ヒュー・何とか」の映画だった。 もう何度となく予告編を見ていたのですっかり話が分かっている気になっていたのだが、実際、思っていた通り予想の範疇を一切裏切らない(笑)。
私自身が80年代モロカブリの世代なので(そして80年代音楽を軽く馬鹿にしているので)、冒頭PVから爆笑モード。歌詞にも出てくる「Relax」のクダリなんか最高だな。フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなんて一発屋の名前久しぶりに聞いたぞ。
映画はですね、あまり大きな声では言えないんですが・・・正直楽しかったんですよ。 正しいラブコメだったしね。ヒュー・何とかも元アイドルにピッタリだったし。 ええええ、それ以上何もありませんよ。
余談
映画を観たウチのヨメが「『君さえいれば 金枝玉葉』を思い出した。観たい。今すぐみたい。いや欲しい。DVD欲しい。」と言い出したので、あれこれ探したのだが、既に絶版で入手不可能だった。
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