[コメント] 処刑の島(1966/日)
「愛と憎しみの極限を描いて見る人の魂をゆする激情のドラマ」?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なんて予告編で言ってたがとんでもない。(まあ予告編なんて誇張してなんぼだけど)
「愛と憎しみを表面的に描いて劇場に来た人から金をゆするドラマ」と言っても言いすぎではなかろう。
「憎しみ」はまあいいとして、どこが「愛」じゃこら!一瞬でもそんな空気が流れたか?
指詰めるだけで恨みを晴らしたつもりになっているのも腑に落ちん。 これって亜矢を想っての譲歩?ならちゃんと「愛」を描けっての。
それなのに、ダイコンぎみの富田仲次郎や、フガフガ喋る信欣三とのやり取りだけで30分も消費しているんだから呆れてしまう。せめて富田仲次郎と殿山泰司を取り替えて欲しかった。
武満徹の重厚な音楽や、いい雰囲気のロケーションを台無しにした石原慎太郎と篠田正浩の罪は大きいぞ。
でも新田昌は結構いい演技していたと思う。少し丹波哲郎ぽかったけど。これしか映画出てないのはなぜだろう。
それとまだ見てない作品だけど、(これからも見れないかもしれない)『怒りの孤島』に設定が似ている感じがする。
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