[コメント] デブ君の結婚(1917/米)
「心温まる話」という意味で良作。婚約者の争奪戦という分かり易い展開と、キートンやアルを始めとする脇役陣の活躍(?)が光る。ファッティの十八番とも言うべき曲芸には驚かされるし(本当に巧い!)クロロホルムのギャグは面白すぎます。
自分が見たDVDの画質は白黒というよりも、とても赤が際立った。これが保存状態からくるものなのか…はたまたこういう演出なのか知りたいところ。
プロットはチャップリンの良作に似たロマンス重視のもの。単純明快な展開がオチまでの心温まるくだりを引き立てるんだよね。下手なロマンスよりもドタバタしてくれるほうが心に響く。不思議なもんだ。
バーだけどクロロホルムも置いてあったり謎だ…。婚約者は薬剤師の娘だけど、この店は雑貨屋のような形なのかな?「おかしな肉屋」でもあったようにファッティが意外に器用だということを見せ付ける曲芸や、ドレスを着て暴れまわるキートンなど…かなーり濃厚な20分。
ファッティが映画界から去ることになってしまった「レイプ疑惑(強姦殺人容疑)」の事件がある。彼は結局、裁判の末に無罪になったが、映画界に復活する為の人気と余力は既に残っていなかった。そして、その事件の被害者とされるヴァージニア・ラップも出演しているらしい。クレジットされていないが、車の中のプリティガール役とのこと。…う〜ん、そんなシーンあったかな?
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