[コメント] ウディ・アレンの重罪と軽罪(1990/米)
生きづらさと、そこから希望を見つけだすこと。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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私たちが抱えている「生きづらさ」を、コメディタッチかつ複数のエピソードで重層的に描いているとおもう。これは傑作です。
ちなみに、『私の中のもうひとりの私』にも本作にも、哲学教授が登場する。「私の〜」の学部長は生活に悩み、本作の老教授は自殺をしてしまう。人生について常人よりも深く考えているはずの哲学教授をこういうキャラにしていることで、アレンの人生観が浮き彫りにされているのではないでしょうか。しかし、それでも生きていこう、という微かな光が本作のラストの、あのシーンだとおもいます。
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