[コメント] サイレントヒル(2006/カナダ=日=米=仏)
似た感じの『バイオハザード』よりは映画寄りな『サイレントヒル』の映画化ということで期待したが、雰囲気は凄くつかんでいると思う。映像(特に背景は素晴らしい!)と音楽には5点をあげたい。もっと突っ込んでみると
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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中盤から住民が出だしてから、急につまらなくなる。やはり誰もいない廃墟を探索していくというのが不安感を煽るわけだし、やっと誰かいたと思えばより不安感を掻き立てるクリーチャー(まったく未知の生物じゃなく、人間のようでなにか欠けている造形)が現れる。
この疎外感や息苦しい感じがゲームの特徴だったが、同じ人間(まあイカレているが)が多数いるのでそういう緊張感が薄れてしまったのは残念。教会のシーンなんか普通のオカルト映画にしようとした感じで後半部分は大いに自分にとっては減点だった。
それでもクリーチャーの再現振りは大いに評価したい。特に三角頭の圧倒的迫力は格好良かった。ただあれじゃゲームを知らない人は存在意義が全く分からないだろう。どうせなら最後の復讐シーンにも出てきて、針金の代わりにあの大剣でバシバシ倒して欲しかった(特にあのオバサン!)。またメス持った看護婦の登場シーンには笑ってしまった。集団でのあのダンスはイカレていてナイスだった。
後、最初のあのサイレン音の後、暗くなるシーンには鳥肌がたった。これだよな!という感じだ。静かな音楽と不安感を煽る音楽もより映像を引き立てる。序盤ひたすら走る主人公にゲームの映像とシンクロしていた。
映像はグロいがくっきりはっきりなので、ゲームの1というよりPS3で出るであろう5ってこんな感じになるのかなあ。
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