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[コメント] 陽気なギャングが地球を回す(2006/日)

この映画の影響で、原作を手に取るのをやめてしまう人が出ませんように。
william

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原作との違いを批判するなんて在り来たりだし、つまらない批評だと思う。 いい意味でも悪い意味でも原作と映画は別物だと思うしね。(この時点でかなり在り来たりだけど) でもね。 これはちょっと酷過ぎるんじゃないか?

嘘を見破る人間や正確な時計がいつも体内で動いてる人間。そんな非現実的でファンタジーな人々をリアルな世界をちょっとずらす事によって不自然でなく、目立ち過ぎる事無く融合させる。だかこそロマンという言葉がいっそ魅力的に感じることができる。この物語を進める上でとても重要な事だと思う。でもそれってすごくバランスが難しいし、センスのいることだと思う。だから映画にはそんなに期待してなかった。

とりあえずこの映画は冒頭のカーチェイスでその辺全部投げ出してしまった。まぁいいよそれでも。

例えば役者も監督も「饒舌」の意味を理解しているとは思えない。ただ早口で多くの言葉を喋れば饒舌なわけではないだろう。話す事が生きがいの男はもっと魅力的な話し方を色々な技をもっているはずだ。ただ言葉を詰め込めばいいだけじゃない。

それに銀行強盗のロマンはいったいどこにあるのか。ただ金を奪うならそこにロマンはない。いかにスマートに飄々と危険な道を渡るのか。そうまるで映画の中のように。ロマンには芯が無ければ行けない、鬱陶しいくらいのこだわりが。 しかし映画の中の彼らにはそれが無い。薄っぺらくて安っぽい。平気で日本人より所得の低いメキシコの田舎レストランから金を奪う。 なんだろうね本当に。きっとあれだなこの映画作った人は「陽気な」ってのに目が行き過ぎちゃったんだろうな。

長くてくだらないレビュー読んでくれてありがとうございました。

(評価:★2)

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