[コメント] 力道山(2004/韓国=日)
長さのわりには大味な印象。菅野会長との関係にせよ実質上の妻・綾との関係にせよ、もう一歩踏み込めたのではないかという思いが残る。ただ、本物の「力道山」を見たい知りたい、という気持ちは掻き立てられた。(06.01.23@大阪府立体育会館)
ソル・ギョングは大の贔屓だし、彼の『力道山』に賭ける意気と努力には心から敬意を覚えますが、やはり日本語の拙さに目をつぶることはできないです。『ロスト・メモリーズ』のチャン・ドンゴンなんかに比べれば本当に、本当に頑張っているとは思いますが…。
そもそも、どちらかと言えば陰性の魅力を持つソル・ギョングが、ブロマイドなどで見られる太陽のような笑顔のあの「力道山」を演ずるのに、本当に適任であったかどうか疑問が残るところです。
ただプロレスシーンは素人目ながら圧巻の出来で、ビッシビッシ肉弾相打つ壮絶な試合を演じています。ここは全く素直に、ソル・ギョングに拍手を送りたいです。
中谷美紀、萩原聖人は見所なし。見所を与えてもらっていません。藤竜也だけはどの場面でも、出てくるだけで凄玉ぶりをビンビン発揮。もう唸るしかない。
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