呪文や魔法陣はよくできてる感じでした。主人公がだんだん狂気にそまっていく感もいい感じでした。主役の彼女も、そこそこいい雰囲気だったし。 雰囲気ばかりの評価で申し訳ないけれど、でも、よく言うとそういう「感じ」の映画。もっと怖い核があるのかと思ったけれど、途中から思い描いていたところに、すとんと落ち着いてしまって、少し物足りなさを感じてしまったのは残念でした。まぁ、どんでん返しの繰り返し映画はよくないのだろうけど。 最後の最後のシーンは、好みとしてはいらないかなぁ。ストレートでなく、もう少し引いて、余韻を残す感じの方が、主人公の雰囲気が生かせていいかもなぁ、と久々に生意気モードで見たのでした。

でも、ほんとに魔法陣を書く時の雰囲気は二重丸。バカな脚本だと、あそこから呪術合戦とかになりがちなのを、切り詰めたのは、うれしかった。

後味が悪い、そういうのでも平気な人向け。怖さは、それほどじゃない、と思います。