[コメント] 悪魔のサンタクロース 惨殺の斧(1984/米)
批判が相次いだという作品だが、そこまでアホすぎる話でもない。殺人鬼のバックグランウンドを細かく描くことによって生まれる「人間どもへの復讐」。それを黙々と果たす姿が印象的だ。原題の思わず口ずさみそうになるセンスも良いねぇ
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『13日の金曜日』や『エルム街の悪夢』を思い切り意識した作品だが、殺人鬼の設定やラストへの展開にはB級映画ならではの巧さを感じることができる。例えばビリー青年の少年時代からのトラウマを冒頭で強く描いてみせたり、ホームのシスターを標的(悪党)とする理由などなど。スラッシャー作品としての殺しの手口は「13金」などと殆ど変わりないが、原題も含めた亜流としてのセンスは評価しないとね(見方によれば亜流ではない?)
執拗に登場する女性の裸など「お約束」も忘れちゃいない!笑
しかしビリーには、もっと自己主張をしてほしかったところ。「悪い子はいね〜か〜」って、まるでナマハゲ…。ビリーの意思は弟が引き継ぐことになり続編へと突入するわけだが、ビリーにとっては少々救われない話だった。
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