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[コメント] おまけつき新婚生活(2003/米=独)

恐ろしくも元気なお婆ちゃんに脅威を感じる90分!ニューヨーカーを地で行く2人が次第に崩壊していく様子が面白すぎる。注目は同じ屋根の下で繰り広げられる攻防戦。同情を抱きつつも、徐々にブラックな笑いがスクリーンを完全に支配し…
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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エスカレートした展開は止まらない。常軌を逸する攻防戦は楽しすぎるよ。久々に映画館で大笑いしてしまった…。

2人とコネリー夫人の関係は、ご近所とのトラブルのようなもの。日本ではかなり問題になっているが、これはブルックリンでも同じってことなんだろうね。だからこそ感情移入しやすいのかも。というわけで、深刻な問題をかなり笑い飛ばしちゃってます。

普通のコメディにならないところはダニー・デビート監督の手腕そのもので、『デス・トゥ・スムーチー』と同じくブラックな笑いに作品の全てが詰まっていると言っても良い。序盤こそドタバタしているだけだが、夫人が本性を表し始めると、比例するようにアレックスとナンシーもなんとかして夫人を「排除」しようとする(実際は「駆除」くらいの勢いなんだけど…笑)。これは最後に分かることだが、夫人は最強の釣り死である(笑)。アレックスとナンシーはすぐ餌に食いつこうとするブラックバスのようなもんだ…。食っても食ってもリリースされる。そしてまた食いつく。なんちゅーキャッチ&リリースの関係だ(笑)!特に、パソコン炎上→破壊のくだりやTVスイッチのエピソードで大笑い。ほんと腹痛かった。

意外や意外、初共演のベン・スティラードリュー・バリモアは良い感じ。ベンはお得意の少しマヌケだけど至ってノーマルな男性。ドリューも笑顔満開の明るいOL(いつもと少し違う化粧が本当にキュートなんだなこれが!!)。2人は次第にやつれていくわけで、最後の夫人が死んだと勘違いした後の2人のセリフは哀愁さえ漂わせる…!

…恐るべし、アイリーン・エセルさん81歳。

(評価:★4)

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