[コメント] レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004/米)
最後まで貫かれる地味(褒め言葉)さがお見事。あんな設定のジムも久しぶりで、ファンにとっては嬉しい限り。(子供視点の)世の中で暴れる大人達の汚い部分が執拗に描かれており、結構痛い気持ちに…。起伏に乏しい展開だけが悔やまれる?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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大人も楽しめるという意味で、結構ブラックな作品。これがジム・キャリーじゃなかったらガラっと雰囲気も違ってくるはず。そしてやっぱりジムはヒール役もよく似合う(笑)。
鑑賞するまでレモニー・スニケット=ジム・キャリーだと勘違い。まぁそれはよしとしても、ジュード・ロウ演じる作家レモニー・スニケットの存在意義が良く解らず。それが響いてか、最終的にもメッセージ性に欠ける曖昧なオチ…と言えなくもない。作家が語りかける演出自体とても生きていたと思うが、重要なところでどうもパンチが弱い(原作を知らないのであちこち突っ込めないのですが…)。最終的に必要性を問うてしまう…。
それでも美術だったりSFXだったり、遊び心が満載なところは好印象。ILMのCGはやっぱりスゴイね。結局自分はメッセージ性なんかよりも、こういった素材を楽しんでみたり、1つ1つのエピソードばかりを楽しんでしまった。これはこれでよし。
子役の面々も結構頑張ってのでは。決して華を出してこない「地味になりきる」演技は面白いぞ。まぁサニーは終始ボケ担当だったけど(笑)。あと、サニー役は双子の姉妹がやっていたとは!驚き。
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