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[コメント] レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004/米)

最後まで貫かれる地味(褒め言葉)さがお見事。あんな設定のジムも久しぶりで、ファンにとっては嬉しい限り。(子供視点の)世の中で暴れる大人達の汚い部分が執拗に描かれており、結構痛い気持ちに…。起伏に乏しい展開だけが悔やまれる?
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







大人も楽しめるという意味で、結構ブラックな作品。これがジム・キャリーじゃなかったらガラっと雰囲気も違ってくるはず。そしてやっぱりジムはヒール役もよく似合う(笑)。

鑑賞するまでレモニー・スニケット=ジム・キャリーだと勘違い。まぁそれはよしとしても、ジュード・ロウ演じる作家レモニー・スニケットの存在意義が良く解らず。それが響いてか、最終的にもメッセージ性に欠ける曖昧なオチ…と言えなくもない。作家が語りかける演出自体とても生きていたと思うが、重要なところでどうもパンチが弱い(原作を知らないのであちこち突っ込めないのですが…)。最終的に必要性を問うてしまう…。

それでも美術だったりSFXだったり、遊び心が満載なところは好印象。ILMのCGはやっぱりスゴイね。結局自分はメッセージ性なんかよりも、こういった素材を楽しんでみたり、1つ1つのエピソードばかりを楽しんでしまった。これはこれでよし。

子役の面々も結構頑張ってのでは。決して華を出してこない「地味になりきる」演技は面白いぞ。まぁサニーは終始ボケ担当だったけど(笑)。あと、サニー役は双子の姉妹がやっていたとは!驚き。

(評価:★3)

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