★★「世にも奇妙な刑事」 世にも奇妙な〜の応募作品のうちの佳作を見せられた様な感覚になる。このタモリさん役の人が笑うセールスマンっぽい雰囲気を醸し出すので最後に「ドぉぉぉっン！！」とか言いそうでなあ。それと最後の無音の電話シーンはやっぱ「いいともぉぉ〜♪」だろ。

★「刑事たちの午後」 これは全体に言える事なんだけど笑いに「保険」を掛けているのね。笑えない、ってのを逆手に取って自分達はそれを狙ってやってます、みたいな。オヤジがオヤジギャグをやって「オヤジギャグですいません」なんて言うのに近い。そういう保険はやめようよ。

★★★★「女エアー・コップ」 一番ふざけていて企画に忠実。プロ根性とはこの事だろう。ワイパーシーンは何故水を出さなかったのか。水に濡れるエアー・コップの胸アップ、同僚デカ（その前のシーンのアップ多用のデカ）アップ再びの繰り返しがあっても良かった。にしても車での逃走シーンは安全運転、おばさん、犬とテンポが良い。ついでだが犯人の部屋でエアーコップの勝利寸前に押入れから犯人の抱き枕（等身大ロリロリなコミケ購入限定品）が突如乱入なんてのも時間があったら見たかった。

★★「伊達ハリー」 どうも以前から温めておいた出し物を無理に繋ぎ合わせた感が強い。そしてその結果の破綻を「逝っちゃってる」様に見せているのは安直に感じる。これなら前半のちゅーしてぇ攻撃といややいやや防御の攻防を徹底して１０分間やるか海から帰還した兵士をちゅーしてぇの刑事に置き換えておばあさんは実は50年後の女刑事で二人は戦時中の亡霊だったとしたりして（これで前半のちゅーしてぇ、は亡霊同士のシーンとして前半と繋げる）混沌とした中にも前半と後半に輪廻の輪を持たせたい。

★「堕落刑事」 やばくてグロイものをやりたいなら主役は10歳の女の子に。突然胸がでかくなって発情するならそっちのが断然イイ。棒読みもそれなら積極的に許容する。それだけで星3はいくという現実を認識したらどうだろう。

★★「おなら刑事」 脚本をちゃんと作っている。が、突然おじさんが犯人だと言われてもしょっぱなの事件の興味はもはや無くなっている段階で今更な感が漂う。これは最初に事件の犯人は誰だ！？と言う興味を観客に意識させていないと苦しいってこってす。

★★★「シャクティーパット刑事」 バカバカしさを求めるならこれだ。ラジオ体操とハトの室内でのパニックぶりはなかなかイイ味を出している。しかしながらこいつが撮った長尺は想像したくない。というより容易に想像できる。