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[コメント] エル・スール −南−(1983/スペイン=仏)

"映像美の極致”このビスコンティのためにとっておいた賛辞を、ビクトル・エリセに捧げます。
ルッコラ

またしても最高にデリケートに、そして大切に作られた映画です。ビスコンティもそうですが、エリセは貴族育ちのビスコンティとは違ってプロデューサーを破産させるようなことは出来ないのでしょう。だからこんなに映画を作るのに時間がかかってしまうのかもしれません。

深く怖い印象を受ける「ミツバチのささやき」よりも、こちらの方が個人的にお気に入りです。どちらも夢の後のように切ない映画ですが、宝石のようなシーンがちりばめられていて心に残る作品です。

(評価:★5)

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