[コメント] 約三十の嘘(2004/日)
センスの良いセリフ回しが好感。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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何かを予感させる映画ですね。
密室劇です。
だから、それぞれの言葉が大事になるわけですね。登場人物の個性的な並べ方からして色々と楽しませてくれる映画でした。
密室劇というと『十二人の怒れる男』から発して、最近ですと、三谷幸喜監督の一連の作品が正に密室劇です。
それは即ち舞台劇、ということになりますね。
映画と舞台とでは演出の方法など、あらゆる面で違いがありますが、この映画が舞台劇よりも映画に近いと感じさせる要因は”列車の中”の密室劇だからですね。
黒澤明監督がシナリオを書いた『暴走機関車』がこれです。かの映画では、密室の中でお互いの人生観がぶつかり合いますね。
本作はもっとナイーブで楽しい映画ですが、列車の密室劇として笑い、そして楽しませてくれる映画ですね。
恋のどんでん返しも良い。
タクシーの中で彼女が流す涙の意味も深いですよね。
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