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[コメント] 一寸法師(1955/日)

推理モノとしてのスリルには欠けるものの、別の意味でスリリングな作品でした。
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







観始めてから分かった事なんですが、そもそもタイトルの「一寸法師」ってコビトの事で、差別用語なんじゃ…という仰天の事実。当然ながら、ストーリーが展開する中で差別的なものは感じませんでしたが、これよくDVDレンタルなんてしているなぁと、個人的にはすごくビックリしてしまいました。現代では絶対に作れない作品という意味も含めて、本当にスリリングでした。

ただし謎解きに関して言えば、演出が良くないせいなのか、あまり緊張感のない展開。どことなく散漫な印象があります。各エピソードにも締まりがない為、重心が定まっていない感じで、そもそも作品の軸となる主人公が誰だったのか、結局分からずに終わってしまいました。一寸法師では・・・ないよなぁ、コレって。

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09.05.01記(09.04.27DVD鑑賞)

(評価:★3)

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