『キャスト・アウェイ』と同じパターンですね。 未知の状況に突如投げ出された人間が、知恵を絞って困難を乗り越えていく。

でも、このミスターナボルスキー、苦労してないのよね。してないように見えるのよね。 キャスト・アウェイの方が、苦しみや寂しさ辛さが描かれていて、哀愁があって好き。

あと、アメリカ、特にニューヨークの性格をよく表していると思った。 映画なのでもちろんわかりやすく描かれているんだけど、ニューヨークは基本的に誰でも受け入れます。表向きは、規則があって、それに合わないと思いっきりにべもなく突っぱねます。"NO!"の一言で"Next!"です。でも、どうしてもっていう人のための抜け道があるんですよね。ドアから逃がそうとしたのも、亡命の件も、薬の件も、どうどうと抜け道を使ってます。空港で働いていた元犯罪者とか不法入国者とか、わかっていても、ここにいたい、っていう人にはちゃんとチャンスをくれます。

ニューヨークに暮らしてまだ１年ですが、そんな気がします。

ちなみに、みんな適当な英語で話します。それぞれのお国訛り。なんかそれでいいみたい。