あまりにも唐突に荘厳で壮大な自然界に放り出され、なす術も無いという極限状態に置かれると言う点で、本作は『オープン・ウォーター』 と共通している。そして、極限状態に置かれた際の心理描写も興味深い。

本作は砂漠が舞台で、『オープン・ウォーター』 の大海原が舞台とゆーより、自然の移り変わりを表現しやすかったかと思いますが、 そんな理由だけでなく表現法はこちらの方が上回ってる気がします。最初はじわじわと、段々加速する焦りや恐怖。得も言われぬ不気味さ等。何も起こらない事にこれ程恐怖感を煽られるとは。

ところで、本作の題名にもなっている”ジェリー” ですが、この説明が不足過ぎる気がしてならない。先日レンタルショップでパッケージを見ましたが、殆ど触れられていなかった様に思う、確か。ナレーション等で説明されるのは野暮な気がするので止めて欲しいので、もっと２人の会話に分かり易く”ジェリー” を盛り込ませてくれたらよかったカナと。。

04.10.24@ﾗｲｽﾞX／05.8.4　記述し直し