コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 菊豆〈チュイトウ〉(1990/日=中国)

因果応報!?でもかわいそう。
にゃんこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







菊豆は年老いた染物屋の夫のもとに嫁がされた。夫はセックスできない体であり、菊豆への折檻によりその鬱憤をはらしていた。そんななか菊豆は夫の甥である天青との不倫の愛に走る。赤い染物をはたはたさせている映像が、ふたりが結ばれたことを表現している。美しいシーンであった。やがて菊豆と天青の間に子供ができ、夫は中風で倒れ下半身不髄になる。そうなりゃふたりの夫に対する態度は一変、今だったら高齢者虐待と言われても仕方のない仕打ちの連発。まぁ今までやってきたことがことだから自業自得とは言え、見ていてちょっとかわいそう。そして物語はさらに悲劇へと進んでいく...。   また、この作品の見どころは「赤」の使い方。風に踊る赤い反物が美しさと同時にある種の淫微さも感じる。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)りかちゅ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。