人間ひとりひとりが持つ、説明のつかないぐちゃぐちゃした感情を、立場の違う３人を通じてここまでリアルに浮かび上がらせた手腕には脱帽（ちなみに、リアル＝私の共感度）。

しかし、「今度は僕がキミを選んだんだ」〜感激抱擁〜のラストは意味分からん。どっちが選ぶとかそういうのは関係ない、というのがこの映画のスタンスだと思っていたんだけど。さまざまな立場の人間模様を、ありのままに優しい目線で見せてくれていたと思ったのに、いきなり説教食らった感じ。