[コメント] 灰の記憶(2001/米)
所詮はアメリカ映画。恐ろしい歴史は断片的にしか伝わらず、度重なる不自然さには憤りをも感じる。しかし実話を描く上で、映画は強い武器になることも理解。アウシュビッツの描写は形容の仕様がないが、視覚として捉える事は出来た。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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邦題は的を射ているようだけど、的を射すぎているように思える(原題についても言えるかな)。灰の記憶として片付けてしまうラストは最も不満だし不愉快。抽象的というか…何故、あそこで少女の記憶を付け加えるかな。現実に起きた出来事にあんな表現させるとは…。
実話は「記憶より記録」が重視されるべきだと思う。それはお世辞にも出来ていたとは言えない。
ハーベイ・カイテルが製作に加わり、キャストも豪華。どんな演技をするんだろう?と興味深いけど、まぁ楽しめる映画では無い…。こういう映画はどんどん減っていくのだろうな。
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