[コメント] ジョゼと虎と魚たち(2003/日)
原作を読んだのはもう20年近く前になるか?勿論、その時の脳内では「ジョゼ=おセイさん(原作者=田辺聖子)」だったんですけどね。
「ああ、ジョゼの粋な事、威勢のいい事、輝いている事、ソレは全部おセイさんそのものじゃないか」の印象はとりあえず、映画化でも何とか生き延びていた(ほっ)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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現実にはアソコで泣くのはすっごい「ズルイ」んすけどね。男なら誰もいない夜の海辺に行って、「ジェルソミーーナァーーーー!!」と叫びながら号泣せんかい!と思わずツッコミを入れてしまう。 そうすれば、波の囁きが、「ええよ、もう、ええのんよ」と全てを赦し、脱ぎ捨てられたザンパノの残酷さを神聖なものへと浄化してくれるのにねえ。
とはまあ、何の話だっけ?「道」??
違う!「ジョゼと〜」やった。 えーっと原作はもっとさりげなくも獰猛なお話で、初めて読んだ時は「まあ、そんな事も有るやろな」位の印象でしたが、その後(つまり原作を初めて読んでからコッチの幾星霜)私の人生にも色々ありまして、実際に健常者と障害者のカップルと知り合ったりもしたわけです。
その結論=「普通のプルカー(カップル)やんけ」
二人は子までなして、普通に家庭生活を営み、普通にシアワセに暮らしていたのですが、7〜8年前、健常者であるご主人が心臓発作で急逝なさるという悲劇が起きました。なんとも、現実は残酷です。
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