[コメント] エースをねらえ!(1979/日)
青春〜♪ それはまぶしいき〜せつ♪ この主題歌でこっぱずかしくなりますことよ。
山本美容室さん同様、私も中学は3年間軟式テニス部(今ではソフトテニスと言うそうな)。入部半年間は爪先立ちで球拾いと、グラウンド毎回30周。この映画同様、テニスはまず足腰を鍛える必要がある。また、3年生には後ろ向きに太腿にボールを何発も喰らうというシゴキ付き。
昨今の高校生サクセスストーリー例えば『ウォーターボーイズ』や『スウィング・ガールズ』等は、この「努力と根性」の部分がスッポリと抜け落ちているのが、納得がいかない。
岡ひろみには、男勝りの特訓メニューが用意されている。彼女は迷いながら、挫折を味わいながら、サクセスへの階段を昇っていく。成功は一夜にしてならないのだ。
スタイリッシュに見えるスポーツだが、その実、大変泥臭い裏事情があるのだ。陰湿なイジメを描かなかったのは事情があるかもしれないけれど、それ以外は不可欠な努力と根性を余さず描いてくれてうれしい。
この劇画調タッチというのが『あしたのジョー』同様、スポーツはシビアなんだと画面が訴えてくれる。これは『ガンバの冒険』も出崎統監督でシビア極まりない構成となってました。
実は皆さん、この後日談があるのです。それも2020年、舞台は宇宙。コーチとお蝶婦人が、コーチとおねーさまとなって、野沢那智と池田昌子が声優を担当し、カラオケのデュエットまでする『トップをねらえ!』。ご存知の方も多いと思いますが、ニヤリとする事請け合いですよ。
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