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[コメント] ロベレ将軍(1959/伊)

楽しくないし面白くない。美しくも豊かでもない。それなのに最後まで観てしまったうえに、心をうたれるのはどうしてだろう。
ルッコラ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







人間が変わるのは、逆境の中。そして人の生き様に触れたときなのだろう。勇気や誇りを持つことができれば、どうしようもない人間であっても変われるのだね。以下有名なシーン

第二次世界大戦末期。イタリアは降伏後ドイツ軍に占領されている。明日には処刑されるかもしれない監房に集められた政治犯容疑のひとたちの一夜。その中の一人が「俺は何もしていない。何もしていないのに、どうしてこんな目に遭うのだ!」と替え玉のロベレ将軍の責任を問う。するとレジスタンスの闘士が「一人一人が何もしなかったから、こんなことになってしまったのだ。」と答える。

傍観者は他人が闘っているときにも、状況が悪化しても何もせず、自分の身に危険がせまった時にも文句しか言えない。ドキッとしました。

(評価:★3)

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