[コメント] 鯉名の銀平 雪の渡り鳥(1931/日)
男の中の男である銀平の向かうところ敵はなく、銀平の去った後には銀平を慕う人で溢れかえる。「銀平の選んだ道を嗤うやつぁ、この手でぶった切ってやる!」と言っても全く足りないぐらいに、銀平は格好良すぎる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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見殺すと思いきや土壇場で助けて、自分は身を退き土地を去って彼らの邪魔にならぬようにする気遣いに痺れ、独り身だからこその自己犠牲に痺れて画面から動けなかった。子供を茶店で助けてやり、育ててやり親を見つけてやった銀平が次ぎ生まれ変わるとしたら、きっと再び銀平だと思う。銀平は完成された仏なのだ、神なのだ、鬼神なのだ。
銀平を絶やしてはならん!
2003/8/6
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