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[コメント] 裸のマハ(1999/スペイン=仏)

さすがビガス・ルナは彫刻家だけあって、スペインとフランスの調度やセンスを圧倒的な美しさとリアリティで描き、それに対するスペイン側のコンプレックスまで匂わせていて大胆かつ繊細。激しい肉欲と権力欲あるいは芸術欲に翻弄される男と女たちが、ここでも主役。ビガスは「衝突」とか「摩擦」「軋轢」を人間の大事な絆として肯定する数少ない作家だと思う。
(★4 エピキュリアン)

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