[コメント] 命(2002/日)
必死で嗚咽を堪えた。涙で映像がぼやけるので、会話に耳を傾けた。そんな体験を映画館でしたのは初めてなのでかなり甘いけれど5点満点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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映画を観るのにベストの状態だった。 映画を観る前に『命』『魂』を読んでいた。 この2冊の時点で東はまだ死んでいない。 だから、エンディングがどうなるのか全く分からなかった。 私の中ではこの物語は映画で完結したら良いと考えていた。
柳美里が江角まき子なんて髪が長いだけが共通点だし、東由多加が豊川悦司なのは恰好過ぎるし配役には納得がいかなく観る気がしなかった。不倫相手の寺脇なんて最悪。原作読んでいるときは恰好いい不倫相手を想像していたから。 当初映画の宣伝を観たとき、トヨエツが不倫相手かと思ったくらいだ。
でも、映画は良かった。 台詞が分かるところが良かったのか。 そして重要なラストシーンを知らないで見たから泣けた。 映画を観ながら、『生』『声』を読んだら、東はまだ生きているのではないか、ということを微かに願っていた。 でも、やはり原作でも東は死んでいた。
何が悲しんだか柳美里の本と、映画はとことん泣ける。
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