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[POV: a Point of View]
東京から遠く離れて 追悼、大林宣彦
尾道でもないどこか

2020年4月10日、大林宣彦監督が82歳で逝去されました。生涯に43本の劇場用映画を撮られています。
A★5青春デンデケデケデケ(1992/日)香川の観音寺 [comment]
A★5さびしんぼう(1985/日)広島の尾道 [comment]
A★5花筐 HANAGATAMI(2017/日)長崎の唐津 [comment]
A★5転校生(1982/日)広島の尾道 [comment]
B★4理由(2004/日)東京の江東 [comment]
B★4廃市(1984/日)福岡の柳川 [comment]
B★4HOUSE ハウス(1977/日)東京郊外からさらに人里離れたどこか [comment]
B★4時をかける少女(1983/日)広島の尾道 [comment]
B★4ふたり(1991/日)広島の尾道 [comment]
B★4姉妹坂(1985/日)京都の市内 [comment]
B★4異人たちとの夏(1988/日)郷愁のなかの東京・浅草 [comment]
C★3なごり雪(2002/日)千葉の臼井 [comment]
C★3あの、夏の日・とんでろじいちゃん(1999/日)広島の尾道 [comment]
C★3ふりむけば愛(1978/日)サンフランシスコ [comment]
C★3風の歌が聴きたい(1998/日)沖縄の宮古島 [comment]
D★2彼のオートバイ、彼女の島(1986/日)瀬戸内のある島 [comment]
D★2北京的西瓜(1989/日)千葉の船橋 [comment]
D★2天国にいちばん近い島(1984/日)ニューカレドニア [comment]
D★2ねらわれた学園(1981/日)東京(たぶん) [comment]
D★2瞳の中の訪問者(1977/日)わかりません [comment]
全43作のうち約半数の21本を観ていました。そのうちの半数の11作品に★4つ以上の高得点を付けていました。一方、★2つ以下の映画が5本もあります。誰もが指摘するように高評、不評の差が激しい方でした。幼児がお気に入りの玩具で無心に遊んでいるようなキッチュな映像と、気恥ずかしくなるほどストレートで感傷的な抒情や郷愁。そして故郷の「尾道」を舞台にした作品で知られていますが、改めてフィルモグラフィーをみていて、全作品の半数以上の23作が、北海度から沖縄まで地方(尾道は9作)を舞台にした映画だったことに気づきました。失われつつある“もの”をあえて“造りもの”の映像として再生するためには想い出の残滓を求めて、東京から遠く離れなければならない、ということだったのかもしれません。そんなことを考えました。■未登録作品:『私の心はパパのもの』、『淀川長治物語・神戸篇 サイナラ』(兵庫の神戸)、『海辺の映画館−キネマの玉手箱』(広島の尾道)
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