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[POV: a Point of View]
僕流偏愛邦画傑作選
個人的に好きな邦画ベスト100(現時点85)

今まで見てきた邦画のなかで、個人的に特に好きな作品を集めてみました。作品を評価するというよりも、作品世界にいかに浸れたか、という見方なので、やっぱり「偏愛」という方が的を得ていると思います。これからも、邦画を応援していきたいし、良い作品とたくさん出会っていきたいと思います。A:盲目的偏愛。どっぷり浸って這い上がることができないくらい。B:大好き。何も言うことはありません。C:いいぞ! きらりと光るものがあり、一見の価値あり。  
C★3毎日が夏休み(1994/日)佐伯日菜子のぎこちない演技に、目を覆いかけたが、作品全体の持つほんのりとした雰囲気に溶け込んでいて、持ち味として生かされていた。投票(1)
C★3獄門島(1977/日)原作の雰囲気も見事に再現され、石坂浩二の金田一も風格が備わり、シリーズも円熟の境地に達した感がある。映像と原作の雰囲気が、これほど違和感なく受け入れられるシリーズ作品は、稀有だと思うし、抜群の安定感には目を見張るものがある。 しかし、だ。見終わっての感想は、「憤り」。 [review]投票(1)
C★3病院坂の首縊りの家(1979/日)一連の横溝作品の中では、最もインパクトに欠ける作品。力がなく、つかみ所がないだけに、逆に、滅びゆく物悲しさ、寂しさといったものは、うまく出せているのかもしれないし、そういう意味では見るべきところもあると思う。しかし、人物関係が、ややこしくて、映画を見ただけでは、よっぽど頭いい人じゃないと理解できないよ。横溝作品の特徴ではあるのだけれど。投票(1)
C★3アカシアの道(2000/日)アルツハイマー、介護、親と子の関係といった問題をストレートに扱った作品で、見る者の胸に重たくのしかかってくる。前半が重苦しかっただけに、後半の夏川結衣の突き抜けた感のある、すがすがしい表情が忘れられない。母と歩いたアカシアの道は、美しさと寂しさとぬくもりと哀しみが、光の糸で織り込まれ、空間へと昇華していく。投票(1)
C★3死国(1999/日)夏川結衣の雰囲気、存在感は抜群だが、筒井道隆が何を考えているのかさっぱり分からない青年役で魅力がなかったのが残念。これは脚本、演出の失敗だと思う。作品の雰囲気はまずまずだが、原作の、行間から匂いたつような心理描写には、やむを得ないと言うものの、遠く及ばない。投票(1)
C★3ココニイルコト(2001/日)静かな再生の物語。奇をてらわず、愚直なほど真っすぐな展開。読み飛ばすことなく、丁寧にページは繰られていく。それがやや物足りなくもあるのだけれど、それがこの作品の良さでもあるのだろう。真中瞳堺雅人のコンビは、恋愛関係でもなく、むしろ友情ともいえる不思議な関係が、新鮮で心地いい。2人の演技にぎこちなさも残るが、見終わった後、優しげな余韻が、淡くではあるが、この胸に広がった。投票(4)
ベスト100としましたが、作品数はまだ100に達していません。順次加えていく予定ですので、ご了承ください。100に到達したら、それ以上は増やさずに、作品を入れ替えて、より密度の濃いものに出来たらと思っています。
この映画が好きな人達

このPOVを気に入った人達 (4 人)ilctr ピロちゃんきゅ〜 イライザー7 IN4MATION